納得いかない人事考課に大ショック、受け入れられない
人事考課 ショック、自己評価と違い過ぎる!
仕事を続ける上で、査定、人事評価は解決すべき大問題です。
サラリーマンの離職事由で最も多いのが、評価に納得できないというもの。
報われ感のなさで意欲が落ちることで、会社に魅力を感じなくなるのでしょう。
人事考課は、それほどやる気のもとになる大事なもの。
自分の思うどおりではなかった場合のショックは相当なものです。
ましてや、相当努力をして業績も上げたつもりならなおさらのこと。
不満の原因は自己評価との差が大き過ぎること
人事考課でよく聞かれる不満点には次のようなものがあります。
- 努力度合いが反映されていないと感じる
- 自分よりも仕事ができない社員の評価が高いと感じる
- 業績が上がっていないのに高評価されることに疑問を感じる
自己採点を基準にして相対評価すると、自分の方が高評価のはずなのに!
やがて上司そのものに不信感を抱くことに
悪いことに、評価に納得いかないだけでなく、その理由にも納得がいかないことが多い。
それに輪をかけているのが上司の対応。
上司との面談で確認しても、
・努力はみんなしているよ
こんな言い訳ばっかりで、なるほど感はほぼゼロ。
そうなると不満、不信はさらに大きくなって、
- 上司とのコミュが良い社員が高く評価され過ぎ
- 上司の評価能力自体に疑問がある
- 学歴、学閥など目に見えないものが大きく影響している
こうして、考課や評価そのものの不信感につながることになりがち。
自粛なのに「即飲み屋へ直行」的な気持ちでいっぱいになる!
そのまま放置することは危険
評価への不満は感情的にも大きなストレスとなることが多いのが特徴。
積もり積もると、
- 仕事への意欲が減退して業績が落ちる
- 批判的な気持ちが支配的になり、もめ事を起こしやすくなる
- ぶら下がり社員的な無気力社員へまっしぐら
自分が期待していたレベルと差異が開けば開くほど、重症化しやすい傾向。
また、優秀な社員でればあるほどショックが大きく立ち直りが遅くなりがちに。
ときどき、誰の目にも優秀だった社員がとんでもない不遇に陥るケースがある。
こうした社員の多くが、考課結果への不満が処理できないことが原因となっている。
人事考課の結果にショックを浮けたなら、
「どうやって自分の感情、メンタルをメンテナンスするか」は、その後の人生に大きな影響があるということです。
第三者的視点に立って受け止められないを受け止める

「どうしても受け止められない」を受け止めるには、第三者的視点に立つことが必要です。
自分の胸に手をあてて、冷静に考えてみると、
自己評価と会社の評価の違いに納得のいく答えが見いだせない」ことが引っかかったままになっている。
つまり、納得できる答えがあれば問題は解決するということです。、
「答えを見つければいい」ということです。
そのためには、自分を客観視、現実を客観視してみることです。
面談でも低評価の原因がハッキリしないなら、自分で仮説を立ててみる。
仮の評価のポイントを決めて、例えば、
- 業績は10人中1位など、数字で評価してみる
- 上司とのコミュニケーションは取れていたかコンタクト回数で評価してみる
- 会社方針に沿った課題を幾つ解決したか数と結果を数値化(販売数など)してみる
- 結果を出すためにかかった時間や稼働を数値化してみる
- 他部門を巻き込むなど改善につながった行動を数値化してみる
こうして「自分が評価者になる視点」で再評価してみることがおすすめです。
その結果、自分の評価がどう見えてくるか。
以前と違う受け止められ方ができるかどうか。
これは逃げではなく、前進的な行動です。
高評価を取り続ける社員は、必ずこうした振り返りを徹底しているはず。
そこから導き出したものにチャレンジ、トライしていく。
その結果はしっかりと上司や会社に訴求する。
これもノウハウの一つ。
悪循環に陥らないことが最優先
人事評価でショックを受けたときには、悪循環に陥らないためにも、
- 冷静に受け止める
- 自己評価との差異を整理する
- 視点を変えて改善点を探る
こうした態度が求められるところです。
もとより、「評価をもとに改善行動を取ってもらいたい」と会社は考えている。
それもあって、評価がなされているわけです。
不満だけにとらわれていれば、次回もまた同じ事を繰り返すことになる。
つまり、「人事考課の結果の受け止め方次第で次回が決まる」
評価の良い社員は評価を機会として活かしている。
これは、「大切だけれども見えにくい真実」です。
人事考課のショックから立ち直るには

人事考課のショックから立ち直るための処方箋は人それぞれ。
とはいうものの、幾つか共通ポイントもあります。
私的な経験から言えることとして、
- とりあえず起きたことを丸ごと受け入れること
- できる限りプラスの視点、立ち位置に立つこと
- 損得を考えてみること
があります。
まずは出来ごとをそのまま受け入れてみる
起きてしまったことは動かせないということを確認します。
過去は変えることができない。
どんなに過去を思ってみても、何も変えることができない。
できることは、「未来を変えることだけ」という当たり前の事実を見つめる。
プラス思考に近寄る
ひどく落ち込んでいるときは、全てがマイナス思考になっている。
そこをなんとか「プラスの視点、思考」に寄せていく。
「自分でそうしなければ、感情のエネルギーが尽きるまでの時間をマイナス思考に奪われ続ける」ことになります。
今ある状況が希望したものと違うなら、その逆を考えてみる。
損得を考えてみる
損得を考えてみるとわかるのですが、
- 沈んだ気持ちを抱えていても何も良いことが無い
- 今のこの瞬間は過ぎ去るがままになっていて、浪費してるだけ
悩み続けることとは「全てを浪費し続けること」。
しかも、その時間もライバルは前に進んでいるわけです。
良い評価を取った社員はどんどん前進している。
差は広がるばかり。
塞ぎこんでいる時間に比例して損害が大きくなっていく。
自分を助けるのは自分
冷静さを取り戻すには、
現実を受け入れて、時間とエネルギーの浪費を止めて、自分の利益になる思考、行動をはじめることに気持ちを向けていくこと。
自分を良い方向に持っていくための自助努力が必要です。
悩んで質問するときの自分の心理はどうでしょうか?
「自分が期待する答えをしてくれる人を探しているだけだとわかる」はず。
- 自分の不遇に同意してくれる
- いっしょになって不平不満を言ってくれる
しかし、
そんな答えをいくら積まれても、現状は一切変わらない。
わかっているのにやめられない。
「結局答えを選ぶのは自分自身」。
「自分の気持ちが変わらなければ気持ちが晴れるまで都合の良い答えを求め続ける」だけ。
自分という貴重な資源の無駄使いが続く。
どうでしょうか?
ちょっと、一息つきましょう!
—つづく、、、
